QuestNotes開発ブログ

MMOTRPG「QuestNotes(クエストノーツ)」を開発しています。不具合や要望があればぜひご一報ください。 

ユニークアイテムの取引をできるようにしました!

提案ありがとうございます!

planned
新しい提案
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ユニーク化したアイテムを取引できるようにしてほしい。

掲題の通りです。

ブログ記事を拝見させて頂いた所、現状は画像に関する仕様上の問題で不可能となっているそうですが、
改めてのご検討を頂きたく、提案申し上げた次第です。
(賛成意見・反対意見などあれば、お願いいたします!)

■メリット
ユニーク化したアイテムを取引出来るようになる事で、例えば…
【ポーションを料理に見立ててクエストの先で配り、お弁当にする】
【作ったオリジナル武器を売る鍛冶屋、という設定でRPが出来る】
【アクセサリーに銘を入れてプレゼントする】
等、ぱっと思いつくだけでもRPの幅が広がるかと思います。

※勿論、RP上で其の様に演出するだけ...

questnotes.uservoice.com

贈り物として特別な思いをこめたユニークアイテムを取引(トレードやメール)に活用してもらえればと思います。

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今回の修正ですが、単純にできるようにするだけなら実装はそう難しくはないのですが、創作物のやりとりという精細なものを扱うので、コメントにもあったようにそのあたり懸念の仕様を取りまとめるために時間をいただきました。

背景

今回の仕様の共有の前に、まず前提としてなぜ取引の不可にしていたかを共有させてください。
ユニーク化システムの実装当時はだれがユニーク化したかが保存されていなかったので、トレード後に問題があった場合に対処すべき人を、運営目線からも他のプレイヤー目線からも判断することが難しかったからになります(問題のある画像や表現のユニークアイテムを受け渡されて所持していた際に落ち度のないユーザーへ処罰をしてしまうのを防ぐため)


ただ、これまでの更新でいくつかの課題が解決されたので、仮に問題が起こったとしても証跡をおうことができるようになったので持ち主が移動してもだれが制作したを確認できるようになりました。そのため今回、ぜひこの仕様を対応できればと思いました。
(ユーザー名/IDのカード表示、アイテムへのブロック/通報メニューの追加といった一部機能は先行してたので、今回の仕様に向けての変更という実装意図が伝わっていなかったかもしれずすみませんでした)


また補足として、問題があった場合にはまず製作者側への対処を行いますが、問題があると認識しながら所持していると明らかに判断できる場合(問題があるアイテムを繰り返し所持するなど)には所持している受取手にもペナルティを与えないといけない場合があります。

経緯

次に仕様決定までの考えを共有させてください。
ある要素があったら楽しい/便利という仕組みであっても、一旦それを別の使いみちで問題や悪用ができないかも考えるように心がけています。(問題が起きたときに事後対応できるようにするのも必要ですが、そもそも悪用しにくい仕組みにできるにこしたことはないと思っています)

今回はインタラクティブな要素なので以下のいくつかのパターンを考えました。

  • 製作者に悪意や落ち度があるとき
  • 受取手に悪意や落ち度があるとき

それぞれにおいて、製作者/受取手/第3者/運営、を安全にできればと考えています。
(そのため、一般的なユースケースから見たら不便やまわりくどい仕様になる場合もあったり、ある立場を安全にするためにほかの立場からみると不便に見える場合もあります。)

くわえて、課題を認識できたケースにおいてでもシステム的に配慮するのは実装コスト(プログラムやUIの制作工数)や実行コスト(ネットワークやストレージのIO消費)面で現実的に難しいこともあり、悪意であればその実行のしやすさ(間違えた操作ならその事故の起こりやすさ)、と発生した時の被害の大きさを鑑みてどれだけ配慮するかを割り切る落としどころを決断しないといけない場合も多々あります。

仕様

上記をふまえ、今回はユニークアイテムの取引に付随して以下の仕様を実装しました(提案のコメントも大変参考になりました)

・ 製作者は固有化の編集をできるように変更しました。そして、取引後は固有化の編集はできません。
 今までは仕組みをしっていれば通常版では画像のみ編集可能だったのですが、ちゃんと明示的に全項目を編集可能にしました(編集可能にしたのは取引のためというよりは仕様整理と利便化です)。一方で、取引後に編集不可にするのは、受取手を守るためになります。
(詳細カードやリストのメニューから行えます)


・ 固有化の画像はユーザー素材にはアップロードしないようにしました。
 ユーザー素材だと任意に差し替えが可能のため上記に仕様に関連した仕様です。


・(譲渡後も含む)制作者と受取手と運営は固有化の解除を行えます。(解除した後は取引できるようになります)(固有化を解除すると画像も削除されます)
 問題があった場合に、制作者と受取手と運営のそれぞれの立場から安全のための仕様です。
(詳細カードやリストのメニューから行えます)


・他人が制作した固有化アイテムは取引できません。
 意図しない範囲で扱われるのを防ぐ制作者を守るための仕様です。製作者の選択制にしても良いとも思っているのですが、一旦厳しめに倒させてください。


・ ユーザー削除/運営によるユーザー永久バン時には譲渡済みのアイテムを含め、そのユーザーが制作したすべての固有化が解除されます。
 制作者と運営の安全のための仕様です。(若干実行コストが気になるので負荷次第では、削除/バン後の次回メンテ時に消す、という仕様にするかもしれません。)


・Version0.12.2.0より前に画像を設定してある固有化したアイテムは取引できません。(編集し画像を設定しなおせば取引可能になります)
 今回の整合性をとるため、古い仕様のままのアイテムは取引できません。
(新通常版のここの実装を間違えたので新通常版は最新版の配信までしばらくお待ちください。。。)

以上、ざっくり仕様決定までの考えの共有でした。
仕様を稼働させて、複数の目から矯めつ眇めつ見ることで考慮漏れや優先度の見直しの必要が見つかることも多々あるかと思いますが、気になる点があればぜひご提案ください。。。

また、仕様決定のバランス感覚(や伝え方)が常々悩ましく難しくおもっており、
QuestNotesでは協力してくれるプランナーも募集しています!
お気軽にお声がけください!
以上、今後ともよろしくお願いいたします。