QuestNotes開発ブログ

MMOTRPG「QuestNotes(クエストノーツ)」を開発しています。不具合や要望があればぜひご一報ください。 

新クラス「セージ」とボード周りの表示調整について

新クラス「セージ」の追加

賢者や学者といった知恵と博識さに長けたクラス「セージ」を実装しました。
後衛魔法職であるセージは、ダメージを緩衝してくれる「シールド」を付与することができるスキルをはじめ、多彩で柔軟な魔法や支援スキルで様々な状況で活躍させてもらえればとは思っています。
「セージ」スキル一覧
https://www.questnotes.net/Reference/Skill/Sage
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(冒険者の宿のコルトの「名誉点の利用」で交換できる「セージの証」を使用することでクラス「セージ」を取得できます。クラスの取得には現在クラスが「なし」になっている必要があります。)

・・・余裕があればセージに似合いそうな「本」という武器種別を新たに追加しようかと思っていたのですが、間に合わなかったのでまた別に機会に検討できればと思います。

ボードの表示調整

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ここ数カ月ちょこちょこ修正していたのが一旦一区切りとしましたので以下共有です(タッチ版への反映がまだですが。。。)

今回の表示調整の目的は以下になります。

1.詳細カードを見なくても情報を把握できるようにする

QuestNotesの戦闘は各種数値がとても重要ですが確認するのがひと手間かかってしまうのを改善できればと思っていました。そこで、キャラクタータグにAPの表示、ボード上のキャラクタータグのマウスエンター時にステータスの概要を表示するようにしました。

2.見栄えの改善

上記の変更の結果、文字情報だけ増えてしまうととっつきずらさや見づらさもでてきてしまうので、そこを軽減できるようにもしたいと思っていました。

  • そのために、ステータスをグラフ表示できるようにしました。
    • いきなりタグにグラフだけ表示するようにしても何を表しているかが伝わりづらいので、まず前もってキャラクターウインドウに同様のグラフを表示するようにしておきました。

また、ボード上での表示で気になっていた部分を修正しました。

  • キャラクターが重なった時の名前表示が読めない
  • オブジェクトの画像がチップと角度ずれているのが気になる
  • オブジェクトが破壊されたときにそこが通行可能と伝わりにくい

このあたりの解決を目指して表示の調整してみました。

・・・ほかにもデザインや表示周りでは試してみたい施策もあったのですが、今の自分ではできるのがここまでとなりました。。。

QuestNotesではUI/UXやデザインに興味があり手伝っていただける方を募集しています!
もし気になる方がいればお気軽にDM等でご一報ください。
以上、今後ともQuestNotesをよろしくお願いいたします。。

エフェクト表現の拡張とシールド表示

新規クラス「セージ」のスキル表現に向けていくつか既存のエフェクトを拡張しました。
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[変数参照表記の先頭に「-」をつけていたらマイナス数値として扱うようにする]

変数を参照する際にマイナス表現をできるようにしました。

例えば、現在のHPが10の時に
\effect[ActionOwner].CurrentHP
とすると値が「10」
-\effect[ActionOwner].CurrentHP
と表記すると「-10」になります。

ちなみにこちら類似の提案にもありました。。。提案ありがとうございます&対応が遅れて申し訳ありません。。

新しい提案
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「カウント」でマイナスできるようにしてほしい

新たにカウントエフェクトが追加されましたが、
能力のプラスはできますがマイナスが出来ないように思います
これがマイナスできると色々と面白いことが出来ると思うので
是非マイナスできるように仕様変更をお願いしたいとおもいます

questnotes.uservoice.com
(もう少しがんばって四則演算ぐらいの記法を受け入れられるようにもしたくなってきました。。。)

[リアクション時にアクション修正エフェクトを使用できるように変更]

アクションのコストなどの変更をするリアクションを用意できるようにしました。

[パッシヴ時に直前の行動トリガーを使用できるように変更]

パッシヴスキルや装備でも、「直前の行動」トリガーを使えるようにしました。

シールドのUI表示

そういえば先日、シールドのUI表示を試しに導入してみました。
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HPの隣に+表記でシールド量、後ろのバーにもシールド分の長さが足されて表示されるようになっています。
(物理シールドや魔法シールドは色が違います)

シールドの効果時間や何によって得られたシールドなのかも確認できたらいいなとも思うのですが、表示領域がごちゃごちゃしすぎるのも悩ましいところです。。。
もし気になる点や提案等があればお気軽にご一報ください。
(尚、タッチ版はまだ未適用です)

さて、一通り今回表現したいエフェクトや実装は用意できた(難しかった表現は次回以降に先送りにした)ので、来月末にはクラス公開ができればと考えています。
楽しみにお待ちいただければ幸いです。
以上、今後ともよろしくお願いいたします!

エフェクト「シールド」の追加とドルイドのスキル調整

次回クラス「セージ」のスキルで表現したい「シールド」エフェクトを実装していました。
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効果は「HPダメージを肩代わりする状態を付与する」になります。例えば、4物理シールドを持っているときに6物理ダメージを受けると、シールドは消えてHPへのダメージとしては2になります。
(種別は物理や魔法、指定なし(両方防ぐ)を設定できます)
(有効期限は状態異常の終了条件と等しい設定ができます)

・・・(戦闘中でのラウンド終了時までのシールドならそんなに不都合はないかもですが)UI表示の実装が間に合っていないので、現状だとだれがどれほどシールドを持っているかを把握する方法がありません。。。後日キャラクタータグ上からわかるようにしようかとも思っています。(HPバーにかぶせる形を検討していますがデザインは未定です。

関連して思ったのが「毎ラウンド物理シールドを獲得させる」はDEFを少し弱くしたステータス効果として代替できるかなと思いました。各ラウンドで最初の攻撃に対してのみDEFがある状態に近い挙動になるので、「単純にDEFを上げると固くなりすぎてしまうけど耐久力を与えたい」、という表現の時には使えるかもと思っています。)

スキルの調整

いくつかクラス実装当時と比べて表現できることが増えていたので、それに合わせてスキルの調整を行いました。

ドルイド

「プレフィル」
1d -2SPを回復する。 抵抗可 SP:3 AP:4 最小レンジ:1 レンジ:4
1d -2SP(最低1)を回復する。 抵抗可 SP:3 AP:3 レンジ:3(自分以外指定のみ)

使用したのに効果がないことにならないように、また、重なっているキャラクターへも使用できるようにしました。合わせてレンジの調整ともう少し小回りができるようにAPを3に変更しました。

「アースシェイク」
距離が1以下全てにMATK +1d -2 魔法ダメージ(地)を与える。魔法ダメージを与えた場合、状態[ よろめき(wobble)1ラウンド終了時まで、MOVE -1の修正を与える。]を与える。 回避可・抵抗可 SP:4 AP:5 スピード:-1 レンジ:3(地点指定のみ) 
距離が1以下全てにMATK +2d 魔法ダメージ(地)を与える。魔法ダメージを与えた場合、状態[ よろめき(wobble)1ラウンド終了時まで、MOVE -1の修正を与える。]を与える。 抵抗可 SP:4 AP:6 スピード:-1 レンジ:3(地点指定のみ) 

こちらはドルイドスキルにて採用率が一番低いので今回合わせて調整しました。使いやすさを高めるというよりは、もう少しピーキーにしてその他のスキルとの差別化をできればと思いました。

ウォリアー

「カバーリング」
トリガーの「自分でない」を削除して、対象指定制限で「自分以外指定」に変更。

トリガーの条件が連続するとわかりにくい日本語が生成されてしまうため、対象指定での制限に変更しました。(ほぼ同じ使い勝手ですが失敗になるか効果なしになるかの違いがあります。)

上記調整のためドルイド(とウォリアー)は8/31までステータスリセットが名誉点1になります。

ウェブサイトから新通常版の導線を用意しました

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なんらかの要因で旧通常版が動かないという方もいらっしゃるようなので、新通常版の案内もあった方がよいだろうと思い、ストアへの遷移を追加しました。
(あわせて、もはやSilverlightのプラグインの要求や署名のないインストーラーの実行も申し訳ない感じもしていたので新通常版への導線を優先しています。。)
引き続きフィードバックお待ちしております!。。

クエストのログを表示できるようにしました

クエストウィンドウの履歴より「ログ」を選択するとそのクエスト中でのログが表示できるようにしました(通常版は、テキストでの保存もすることができます)
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このログにはトーク/ルームのチャットは含まれません。ログはデバイスに保存されているので遊んだデバイス以外では現状閲覧できません。また、ブラウザ版は保存先に良さそうな場所が見繕えなかったので対応していません。。)

それから、ページング(切り分け表示)対応を行っていないので、どれだけの分量のログまで表示できるのかも未知数なので不具合等があればご一報ください。。。

後々には、残しておきたいログをサーバーに保存できるようにして、共有などもしやすくできればと思っています。

ログはいわゆるTRPGリプレイのようなものなので、1つの創作物だと思っているので重要視していければと思っています。

今後の予定(仮)

以下、直近着手していこうと思っている項目です。

  • クエストログのサーバー保存/共有
  • 転送量の削減
  • ボードの見栄えと編集周りの改善
  • ドルイドスキルの調整(自分以外対象を用意できたので)
  • (そろそろセージのためのエフェクトに着手したい)

以上共有になります。。諸々手が回っていない点も多く恐縮ですが、2020年後半戦もよろしくお願いいたします!

クエストや詳細カードでユーザー名表記をするように変更、など

先日のアップデートでユーザー名を設定できるようになりました。
(コンフィグのユーザータブから設定できます)

今回そちらのユーザー名を、クエスト表示時やキャラクター(やユニークした要素)の詳細カード表示時に表示するようにしました。
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とりわけ、スマホ版ではゲームの開始時にユーザーIDを(手動で入力する手間や、IDが使用済み時の再入力の手間をなくすため)英数字で自動生成しているのですが、それがそのまま表示されるのは味気ないかと思っていましたので、IDとは別に名前を設定/表記できるようにしました。
(ユーザー名のデフォルトは、通常版の場合はユーザーID/タッチ版はユーザー作成時に決定したものになります)


また、詳細カードも絵師と制作者は別のことが多々あるかと思うので、どちらも記載するようにしました。

(なお、今アップデート以前のユニークアイテムにつきましてはユーザー情報が入っていませんのをご了承ください。。。)

エフェクトの値修正

エフェクトの数値に対して、下限または上限を設定できるようにしました。
(エフェクト単体での限界値なので、リアクションのなど他のエフェクトの影響で限界値を超える場合もあります)
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また、値修正のオプションをチェックボックスからコンボボックスでの種類選択にしました。(今後も別の値修正オプションが増えるかもしれません。)

このあたりの機能を利用して、来月辺りにスキルのバランス調整も検討しています。

開発技術まわり

先日、Microsoftの技術発表年次イベントのBuildが開催されてました。
毎年楽しみにしているのですが、今年は「.NET MAUI」が発表されたのが特に気になりました。
www.publickey1.jp

QuestNotesはSilverlightから.NETCore(WPF)に移植を始めているところだったので、、、あと1年ぐらい前に発表してくれたら良かったのに、、、と思わなくもないのですが、、将来的には新通常版はこちらに乗り換えるかもしれません。
(とりわけmacOSでも動かせるようになるのは魅力的です)


・・・さておき、こういう発表会イベントは楽しいのでいつかQuestNotesでもできたらいいなーとは思っています。

以上、今月の更新と所感でした!
(その他更新は以下を参照していただければと思います)

クエストお気に入りと履歴のメニューを追加

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クエストのお気に入りと履歴を表示できるメニューを追加しました。(各20件)
何回も訪れたくなるボードと出会えたり、さっき参加したクエストはなんだっけ?ということもしばしばあるかと思いますので、ぜひご利用いただければと思います。

取り急ぎはざっくりクエスト表示できるだけですが、将来的には、「お気に入り」では最後に参加以降にアップデートがあった場合に知れるようにしたり、「履歴」ではレビューやログを閲覧できるようにできればと思っています。


合わせて、クエスト検索もこのウィンドウからできるようにしようかと思ったのですが、いまいちしっくりくるUIデザインにならなかったので外してしまいました。
(クエストを探す場所の役割として「冒険者の宿」を機能させたいという意思もあったりなかったりするのですが、既に現在の挙動でクエスト表示からタグ検索等リンクができてしまっているので、ちゃんと導線を用意してしまってもいいのかなと検討中です。。。)
(元々の大昔の構想では、「冒険者の宿」で検索できるのはその地域(オープンボード)に紐づくクエストにしておいて、地域ごとに特色あるクエストを探せる「冒険者の宿」をそれぞれ用意できればとも思っていたのですが、風呂敷を広げすぎている気もするので一旦お蔵入りの仕様にしました。。)


以上、今月の更新でした。
その他の更新は以下履歴を参照してください。
・・・穏やかではない昨今ではありますが、体調に気を付けて過ごして、また来月会いましょう!

ステルススキルの調整

以下の提案をうけて、ステルススキルの利用制限ラウンド間隔(いわゆるクールダウン)を設定しました。

planned
新しい提案
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ステルスの根本的な調整をして欲しい

SPの続く限り、もしくはファンブルが起こるまでの間全員から消えることの出来るステルスには今一度の調整が必要だと思います。
以前「ステルス看破」という状態が追加されましたが、安易にそれを使うとアサシンの無力化、参加お断りのような状況に繋がるため、マスターが自己に付与して観戦用にする程度の利用しかされていません。

そのため、ステルスそのものに対して継続的な消失の禁止、もしくは消失中にリスクが生じたり定期的に場所がわかるような調整を希望します。

具体案
1.クローキング(ディスアピア)の効果に「3R後までstealthの状態変化を無効化する」を追加する

この案は継続的に消...

questnotes.uservoice.com
ずっと隠れ続けるのを難しくし、マスター(や敵対プレイヤー)にとって、対抗策がとりやすくするための修正になります。

アサシンスキル「クローキング」をSP2 3ラウンドに1回 最大レベルを2 に変更
クラウンスキル「ディスアピア」をAP3 3ラウンドに1回 に変更

(また、これらのスキルのレベルアップ時成長項目として「制限ラウンド -1」を追加しましたので、好みに合わせて成長させていただければと思っています。)


ただ結果的に弱体化にはなってしまったので、そのフォローアップとして、関連スキルを一部強化しました。

アサシンスキル「スニークアタック」を相手の現在APが7以上の場合でも動作するように変更
クラウンスキル「アピール」をAP4 SP3に変更

一旦こちらで様子見できればと思っています。
提案ありがとうございました。
気になる点があれば改めて報告いただけると助かります。。。

スキル仕様変更のため、アサシンとクラウンは4/30まで名誉点1でステータスリセットが行えます。
また、最大レベル変更のためクローキングはレベル1に戻っているのでお手数ですが再設定をお願いいたします。

 

制限ラウンド付きスキル(やその制限数を変更すること)は新しい表現として便利そうだと思っているので、今後別のスキルでも活用できればと思います。

また、制限中のスキルが手札から非表示になってしまっているのはそのうち表示を変えられればと思っています。。(残りラウンド数の表示をしてグレーアウトでカードは表示しておく等)

新通常版情報

Twitterでもお伝えしましたが、先月申請していた新通常版がMicrosoftStoreにてひとまず公開できました!
www.microsoft.com
まだまだ不具合も多いのですが、これからここから、の気持ちで整えていければと思います。。(不具合報告大変助かっています!)

以上、毎年今年こそエイプリルフールのネタをなにかやりたいな、と思いつつの通常更新でした。


ただ、今年はそんなことも言っていられない状況とも感じています。。。
そんな折、QuestNotesがゲームの場、あるいは創作活動の場として、室内での有意義な時間を少しでも提供できていれば幸いです。